最後の4コマ目はひっくり返りそうになるがそういうことだよ。
米軍機は、沖縄のアメリカ人居住区上空は危険だから飛ばない。
東電は東京で使う電力を東京では危険だから作らない。
守られてる人間と全く守られてない人間がいる。
この差別を作ってるのは、米軍機の場合、日本の航空法特例法 第3項
「前項の航空機(=米軍機と国連軍機など)については航空法第6章の
規定は適用しない」
航空法第6章とは安全な運行について定めた法律。
「離着陸場所」「飛行禁止区域」「最低高度」「制限速度」
「飛行計画の通報と承認」などこれらが、米軍機と国連軍機は
フリーということ。
原発問題にも適用除外条項がある。
「大気汚染防止法 第27条1項 この法律の規定は放射性物質による
大気の汚染及びその防止については適用しない」
「土壌汚染対策法 第2条1項 この法律において特定有害物質とは
鉛、ヒ素、トリクロロエチレンその他の物質(放射性物質は除く)」
「水質汚染防止法 第23条1項 この法律の規定は、放射性物質による
水質の汚濁及びその防止については適応されない。」
同じ人間、同じ国民に対してそうした差別をしないために存在する
はずの日本国憲法が何故機能してないのか?
人権を侵害する適用除外条項など絶対認めてはならないはずの
日本国憲法がなぜ機能しないのか?
今、私たちにとって最も大事なことはその理由を追及し、その構造を
解明して憲法のもつ本来の機能を実行させることにある。
その構造解明については「知ってはいけない 矢部宏治著」に
道筋を立ててしっかり書かれています。
私も9条護憲派ではありますが、この本はかなり衝撃が大きいです。
これだけ理路整然と順序だてて説明してくれるので
事実は事実としてしっかり受け止めるしかない。
ノーベル賞にノミネートして喜び、日本の誇りとされる9条に対する
想いと作成者の意図するとことはかなりのズレがある。
実質、未だに憲法違反との意見もある自衛隊発足も
朝鮮戦争での米軍の兵站目的だったし。
日本が軍隊を持った場合すべて米軍の指揮下に置かれるという密約も
公文書から発見されてる。
その上で、安倍政権の掲げる改憲はもの凄い危険なものであること
も把握しなければならない。