2022.01.17 Monday/22:26 |
地球史上最悪の環境破壊 |
地球史上最悪の環境破壊、消えゆく湖「アラル海」
もしかして知らない人がいるんじゃないかと、、、
ネット検索すると砂漠の上に漁船放置されてる写真が出ます。
それが最も象徴的と言えるでしょう。
地球上に存在する水のうち、淡水はたった2.5%。
WHOによれば、地球の人口76億人のうち24億人は飲料に
使える水を利用できずにいます。
飲める水を最も多く消費しているのは一般家庭ではなく
地球上に存在する淡水の70%近くを消費する農業
工業用水は22%、家庭用水は8%に過ぎません。
このアラル海に位置する中央アジアの国々、中でもカザフスタンと
ウズベキスタンはかつてはソ連の一部でした。
ソ連の中央集権制の下、計画経済が中央アジアの天然資源の開発に乗り出した時、
この地域の農業は大きな転機を迎えました。
アラル海一帯は綿花生産に使われることに。
綿花栽培は以前からこの地域にありましたが、ごく小規模なものでした。
この地の降水量では水を大量に必要とする綿花栽培には不十分だったからで
それをソ連が川から水を取り入れるように巨大な灌漑運河を建設。
そして長年のアラル海の取り込むはずの水が減り続けました。
現在でもウズベキスタンでは木綿が最大の農業生産物です。