空蝉の如く我もここにありきと・・・
あまりに個人的な生活の足跡です。
可愛い2人の息子娘虎の子ちゃんとだるまちゃん、
そして凛として何でもこなす妻。
齢を重ねても精神的にパンクでソウルフルでいられるのは
この人たちのおかげなのです。
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Land of Milk and Honey
Land of Milk and Honey (JUGEMレビュー »)
Eliza Gilkyson
ジャケットからくるイメージ、王道のカントリー声で歌われる曲の良さ。他のアルバムもいいですが私にはこれが最初に出会ったアルバムなのでお気に入りです。
「山上徹也」とは何者だったのか
category: 文学歴史の20 | author: とらひげ
建設会社経営の父親が鬱病で自死、それにより 母親は旧統一教会に入信。度重なる教団への献金 山上容疑者とその兄と妹の家族は極貧状態に陥る。 教団に対する強い憤りを膨らませつつ、かねてより教団と 安倍晋三の関わりを取材して続けてきた鈴木エイト氏の 記事を読んでいた彼。 そして、安倍氏は教団関係の団体にビデオメッセージを 送るなどしてその密接な関係を隠さなくなった。 日本の政治家トップがカルトにお墨付きを与えてしまったこと が、絶望、事件への引き金となったのか? 事件後の自民党議員たちとの関わりが暴露されるのを 計算していたのか?それは今後裁判で明らかになって行くこと でしょう。 本の中では山上容疑者の元弁護士の伯父のインタビューが 出てくる。冷静で冷たいようにも思えたが、 実際は彼の妹や出所後の山上容疑者のことまで 考えているようです。 その伯父が言うには、政権は解散命令請求などしないという。 理由は、宗教法人が解散となれば清算法人になり、 選任された清算人によって 教団の資料を調べれば、どの政治家にどのくらいの お金が渡った日がわかってしまう。 政治家が隠しておきたい金銭の流れが記された 極秘書類が発掘され、自民党政権にとって 命取りになるということです。 岸田文雄首相へのテロ未遂事件をキッカケに 模倣テロが出たとかいって騒いで、マスコミの この政治家とカルトの問題追求が緩んでいる。 もっと徹底的にやってほしい。
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音楽と数学の交差
category: 文学歴史の20 | author: とらひげ

二音だけのわらべ歌、民謡音階。明治に初めて12音階の西洋音楽を
聴いた当時の日本人はさぞかしびっくりしたことでしょう。
数学と音楽との密接な関係。本当の音楽の中では数値で決定できる
ピッチ音程というものは存在しない。だからチューナーなど
ほとんど目安、、音楽というのは感性が全てなんですね。
話が宇宙やその外側、時間の存在までかなり跳ぶんですが、
面白い本ですよ。


これからの発展していく新しい音楽の可能性についても言及。
リズムも早かったり遅かったり、音程もより複雑だけど人々を
感動させる音楽「ランダム」。
それは反デジタルでもあり、あらゆる常識を突き破っていく。

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貧乏人の経済学
category: 文学歴史の20 | author: とらひげ

 

毎日の食生活より、テレビやスマホの方が大事だったり、
就学率が上がらないのは学校がないからではなく、行く価値がない
行っても何の足しにもならないと、、
安価な支援病院に行くより、借金してまで、高額を要求する祈祷師の
ところに行ったり、、、
貧困な国をただお金を出して支援するという偽善。
そして金を出して支援してるのにと貧困を責める。
以下訳者による後書きより抜粋。

 

1990年代以来続いてきた日本のデフレ不況のために
職にありつけなかった所謂ロストジェネレーション。
これに対して、今の連中は起業家精神が足りないとか、
やる気がないとか、もっと自助努力をしろとか、
安易なシバキ議論が多い。でもそれを言っている連中は
安楽なサラリーマン生活を続けてきたり、
起業したとしても、経済環境がずっと良い時代で
すでに悠々自適だったりする。
そうした安楽な立場からあれこれ厳しいことを言うのは簡単だ。
でも、それでは何の解決にもならないことを本書は指摘する。
貧乏人に厳しいことを言う先進国の僕たちや
恒例のお金持ちたちは、実は過保護なくらい各種の
社会制度に保護された甘ったれ立場にいる。
その甘ったれぶりを認識せずに、貧乏人や失業者に
厳しいことばかり言うのは滑稽なことだ。

それ以外にも、政府の役割や政治家への絶望等について
本書が与えてくれる示唆は大きい。
読者の一人一人が何かしら自分の
直接関わりのある知見を引き出せる、広がりのある議論が
展開されているのも本書の魅力だろう。

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妻が2作目の絵本を出版します。
category: 文学歴史の20 | author: とらひげ

 

オオタマキこと妻が絵本の2作目を今月末に出版します。
「天野ジャックはイバりん坊」
内容は少し大人向けで
一見ヒネくれ者少年とお喋りの苦手な少女の成長の話です。
併せて小田原市と浜松市内で
原画展も開催します。手書きと色彩にこだわっておりますので、
お近くの方は是非ご覧ください。
宜しくお願いします。

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社会の変え方
category: 文学歴史の20 | author: とらひげ

 

市民の満足度91、2%10年連続人口増加、
最も子育てや社会保障の充実した街を作った
元明石市長泉房穂さんの軌跡。
子ども時代生まれたばかりの弟を、優生保護法の下、
足に障害が残るという理由で見殺しにされそうになった
経験から生じた
「冷たい社会を変えたい」という怒りの原点。
既得権益を維持しようとする多勢の自民公明の市議と
対立しても、市民の後押しで政策を実行してきた。

 

「勤労する父親、専業主婦、健康に育つ2人の子」
これが今だに税資産になどに使っている国の「標準家族」
の認識に対して、彼の想定する「標準家族」とは
「収入不安定なDV夫、メンタルを病みパートも
やめさせられそうな妻、ネグレストで不登校の子ども、
そして認知症の寝たきりの祖母、借金を抱え生活困窮」
と圧倒的に弱者目線。そのために公共事業や大企業にしか
目が向いてない自民公明会派に暴言を吐いてしまったんだな。

 

驚きだったのは役所で弁護士を12人も雇っていること。
だから、市民からの複雑な問題などの相談はタダ。


しかも縦割りを無くしてるから役所特有のたらい回し
されることもない。

早口の関西弁でアクが強いし、何故か橋下徹氏やホリエモンなどとも
対談してるから、エッて思うちゃうけど。
子ども家庭庁のザルぶりもぶった斬ってるし、
政治家を引退しても影響力を行使してほしいね。

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賢人と奴隷とバカ
category: 文学歴史の20 | author: とらひげ

                 

やはり、311原発事故以後ですね。

知識人が一般人に偉そうに言ってたことが全部 ひっくり返って、

パニックを起こした知識人はそれを 取り繕うと必死に壁を作り、

同じようにパニクった一般人も それを必死で信じようとして、

信じない人を徹底的に 攻撃。

 

そして、月日が経つにつれ皆んな今の現状で

その 枠で何とか工夫して生きて行こうよみたいな。

それって、前向きに思ってる人も多いみたいだけど、、

多くの人が反対した東京五輪もここまで手を出したら

開催してなんとかするしかしょうがないとか、

大阪万博もマイナカードもまるで自然災害みたいに。

 

それでも今日見た「ハマのドン」は一点の光だった。

横浜民衆の力で横浜からカジノ誘致を追い出したから、、、

私もとことん抗い続けますよ。               

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暗闇の思考を
category: 文学歴史の20 | author: とらひげ

1973年に出版されたものだが、、、、

リニアや原発や SDG’Sに置き換えれば何も変わってない事に気付く。

電力会社の節電、呼びかけ広告の正体は、実は「節電」が狙いではない。

どうせ電力文化にどっぷり溺れこんだ脆弱化した民衆は、

節電など できようはずもないと見越して、節電せねば、

今にもテレビやクーラーの 止まるが如く、深刻感を煽り、

つづまりは発電所建設反対住民を 「地域エゴ」と言う民衆の敵呼ばわりし、

孤立に追い込んでいく 迂回作戦であることは間違いない。

 

確かに浪費に慣れすぎた私たちは「節電」など苦手であろう。

だが、いっそ、きっぱりと「停電」を決めて、

時間実施でも始めれば そのような状況には、瞬く間に順応していくだろう。

まさにこのように考えてきて、「電力危機」こそ支配者的思考なのだと 気づく。

 

なぜなら、電力不足到来がさして私たちの危機ではないとわかれば、

危機の正体は、今しきりに危機を言い立てている者たちに

とっての危機だとわかってくる。

そのように、支配者にとっての危機をあたかも被支配者である

私たち、民衆の危機のごとく受け止めて、支配的思考に迎合していく 短絡は、

どうして生まれるのか考えていけば、 それは「教育」に根があるらしいと見えてくる。

ひょっとしたら、学校教育の大きな部分は、被支配者に

支配者的思考を吹き込んでいく努力に費やされているのではないか とさえ思われてくる。

 

「暗闇の思想を」松下竜一 著 より抜粋                                    

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ファシズム
category: 文学歴史の20 | author: とらひげ

トランプがアメリカの大統領になった時期に出版された

本だから近年のことについては古いかもしれないけど 予測はほとんど当たってる。

 

プーチンやデュトルテ、金日成など いわゆる強行保守とリアルに対話してよく観察してる。

いまやインターネットによって情報は不確かなものだらけ、

プロパガンダとフェイクニュースに騙されてるのは 自分ではなく相手側なのだと信じて疑わない。

相手の話も聞きもせず、ニュースを引っ張ってきて貼り付ける。

ファシズムが定着する背景には、社会に拠り所が見つけられず 誰もが嘘つきで泥棒、

自分のことしか考えていないように思えてくる 時があると著者はいう。

そして拠り所を求めた大衆の熱狂を生み出すことに関しては扇動政治家が民主主義を上回ることが少なくない。

 

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悪所の民俗誌
category: 文学歴史の20 | author: とらひげ

 

面白かった。今でこそ歌舞伎や浄瑠璃なんてのは
高尚なものな感じがするけど、、、元々は被差別、
穢多頭の管轄にあった、それでも庶民から絶対的に人気の
あったものなんだね。今じゃ家元が継承する伝統芸能で
ガチガチにお行儀作法の厳しい世界。
だけど、その誕生は現在のお行儀の良さとは全く対極の
倫理道徳への反発、反感、そして派手で斬新な出立ちで
人をいかに惹きつけてやろうかと考えられてた。
まるで、セックスピストルズみたいな。
遊女に関する記述も興味深い。芸達者で知的で面白い。
江戸時代は政略結婚が当たり前だったから、
男は遊女にハマってしまう。

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偽情報と独裁者
category: 文学歴史の20 | author: とらひげ

フィリピンがどうして世界中のインターネット詐欺の温床と
なっているのか?法律的にグレイゾーンであらての方法を
試そうと外国企業がフィリピンにやってくるのは
インターネットの規制がないも同然であったとしても実際には
全く機能していないからだそうだ。
暴力的過激主義者の掲示板として有名なQアノンの母体となり
その後も繋がりを持つ8chan(8kun)というヘイト製造工場の
本拠地でもあった。

 

著者は2021年にノーベル平和賞をロシアのジャーナリストと
ダブル受賞したフィリピンのメディア、ラップラーの経営者で
ジャーナリストのマリアレッサ。
私はノーベル平和賞には懐疑的なんだけど、、
だって、佐藤栄作とかきな臭い政治家が過去に受賞してるし。
それでもジャーナリストの受賞は戦後初めてとのこと。
しかも2人とも独裁的な権力者にその国に留まって現在も
戦ってるジャーナリスト。

 

生い立ちから、アメリカ移住、CNNのキャスター、インドネシア、
そして、フィリピンに帰り会社を立ち上げ、
6年間の及ぶドゥトルテ大統領との戦い、そして
現在も続く政府に訴えられたいくつもの裁判。
ボロボロになりながらも彼女の正義感を貫く姿勢には感服する。
318ページから最後までは読み返し必至だが、一部だけ
抜粋させていただきます。

 

独裁者に立ち向かうにはどうすれば良いだろう。
これまで明らかにしてきた価値観を受け入れるのだ。
それは本書各章のタイトルにもなっている。
すなわち、正直になり、鎧を外し、相手の立場になり、
感情に流されず、恐怖を受け入れ、善を信じるのだ。
1人では立ち向かえない。チームを作り、自分の影響力が及ぶ範囲の
足固めをする必要がある。明るく輝く点と点をつないで
網を編んでいこう。

 

「私たち対彼ら」という考え方はやめて、相手の立場になろう。
人にしてもらいたいと思う事は、何でもあなたも人にしなさい。
テクノロジーによって、人間は相違点より共通点の方が
はるかに多いことが証明された。
テクノロジープラットフォームは、国籍や文化にかかわりなく、
人間の生物学的機能をこっそり操作しているのだから。
グレートリプレイスメントと呼ばれるものであろうとなかろうと、
ファシストのイデオロギーは均質性を重視する人々の国内の敵と
すなわち、民主主義とその理想を常に擁護する人々と戦わせる。
それは、欧米に限らず、インド、ミャンマー、スリランカ
フィリピンでも起きている現象だ。どの国も例外なく「私たち対彼ら」
という考え方に基づいて、集団暴力を奨励する「ポル・ポト」がいる。

 

2018年にワシントンDCで、私は未来に政府に政治家たちに訴えた。
「権力を手に入れるために、人間の本性の最悪な部分を操作しないでください。
そんなことをすれば、次の世代にハンディを負わせることになるのですから」
彼らは耳を貸さなかった。権力に通じる確実な道を
なぜあきらめなければならないのか、と。

 

ソーシャルメディアプラットフォームに私は訴えた。
「あなたのビジネスモデルは、社会を分断し、民主主義を
弱体化させています。パーソナライゼーション(インターネットを通じて、

ユーザの情報を取得解析し、個々人に合った広告の配信、商品やサービス、

コンテンツなどを紹介を行うこと)は、私の現実とあなたの現実は違うと言い、
私たち皆が自分の現実を持つことを可能にしています。
しかし、これらの現実は、すべて公共空間で共存するものでは
なくてはありません。互いの事実に合意できなくなるまで、
私たちを引き裂いてはなりません」
彼らは耳を貸さなかった。

 

そして今、状況はますますひどくなっている。
私はジャーナリストと活動家に頼んだ。
最後までこの道を貫こう、と。
私たちはそうしている。多大な犠牲を払いながら。

 

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