2018.10.17 Wednesday/22:20 |
孤独な戦士、50年後の誉れ |
「孤独な戦士、50年後の誉れ」という記事が中日新聞の
夕刊に出ていた。この有名な写真は知ってる人も
多いと思うけど68年メキシコオリンピック短距離走で
の表彰台。1位と3位のアメリカの選手が星条旗に顔を背け
黒い手袋をした片腕を突き上げてる。
人種差別を訴えたものだった。
実は2位のオーストラリアの選手もこのとき人権バッジを
付けて抗議に同調している。
このアメリカ人2人に黒い手袋を片方ずつはめるという
アイディアもこのオーストラリアの選手ピーターノーマンに
よるものだったらしい。
当時はオリンピックの政治利用だとして徹底的に叩かれた。
オリンピックそのものが政治利用のくせに何を
言ってやがんだって思うけど。
その行動により彼は白豪主義オーストラリア自国では2006年に
亡くなるまで「忘れられたランナー」として干された。
で、2018年今頃になってアスリートとしての功績に表彰。
誰のための表彰なんだろ。
記事にはアルコール依存症と足の故障に苦しみ失意もままに
終えた人生だったと書いてあるが、子や孫に恵まれ
甥っ子は彼の伝記映画まで作っている。
幸せな人生だったと思いたいね。
こんな表彰屁の価値もない。