2019.01.04 Friday/11:10 |
「マッドバウンド哀しき友情」 |
第2次世界大戦前後のアメリカ、メンフィス
農園経営の白人家族とそこで働く黒人家族の物語。
両家族とも若者を戦争に取られ、命からがら帰ってくるの
だけど、そこで待っていたのは相も変わらず偏見だらけの
差別みちた風土。戦争帰りの2人だけは人種が違っても
どんどん仲良くなって行く。
戦場は良かった、自分たちは必要とされ、
救世主として歓迎された、なのに今は黒人小作人として
虐げられた家の長男ロンゼルと
飲んだくれてKKKのクソ親父の悪態を聴くだけの
居候ジェイミー。
ある日、ドイツからロンゼルのとこの手紙が来る。
残してきた白人の恋人から、中には混血の子どもの
写真が入っていた。それが、不幸にもKKKのクソ親父の
目に触れてしまう・・・
これじゃどっちが戦場だかわからない。
戦争をしないためには文化的で幸せであることが
絶対条件であることをまざまざと知る。
「二度と戦争をしない」なんて口だけじゃだめなんだよ。