2019.03.14 Thursday/21:01 |
沖縄と私と娼婦 |
娼婦であり続ける限り、国家は決して彼女らを保護しない。
利用するだけだ。
本土における戦後の売春は、「進駐軍から一般女子を守る」ために
組織されたのが主流で、特殊慰安施設協会という名の公娼制度は
警察当局の音頭取りによるものだった。いわば”防波堤意識”を
要請されたのであり、沖縄でもそれに似たような事情だったが、
何より本土と決定的に違うのは、沖縄そのものが戦前、戦中、戦後も
本土の防波堤にさせられてたということである。
そして、娼婦は防波堤の中の防波堤というべき役割を
演じさせられてきた。
性の防波堤について、、佐々木隆三
一般女子でない女子って誰なのか?
左翼ライターのこの言葉からも偏見と差別を当たり前のように
当時は擦り込まれていたんだなあと思う。
この本は70年出版、沖縄返還2年前。