2019.04.23 Tuesday/22:43 |
雨ニモマケズ |
2013年に欧米で出版された311の被害者6人に取材
それを国内向けに2016年に和訳出版。
船を守るために津波に突っ込んでいった漁師、
水門を閉めいった夫を亡くした妻、
浸水した学校の体育館で、ギャラリーに登り助かった
アメリカ人英語教師、福島第一で働く作業員、
そして南相馬の桜井市長など。
著者は日本の文化や習慣、政治的なことにも詳しく、
ありがちな日本文化の誤解がない。
日本に対する愛をかんじとることができた。
特にタイトルにあるように宮沢賢治を東北の魂として
引用している。