2018.05.27 Sunday/21:07 |
東側海岸より浜岡原発5号機を臨んで |
浜岡原発で放射線管理区域で放射性廃棄物の仕分け作業をしていた
川上武志さん著の「放射能を喰らって生きる」を読んですぐに
ここに来ました。
本の中で、同じ被曝労働する仲間とこの海岸にくる場面があります。
海はガラスの粉を撒いたようにキラキラ輝いているけど、
その時は稼働中で取水口から取り込んだ海水をまた温めて廃水していたため
生暖かい自然でない風が吹き付けてくる。
原子力館に中では私が以前来た2011年とは様変わりをしていました。
中に入るとまずは地球温暖化について
ヴァーチャル映像で見ている人の足下を海水が段々と覆っていく。
原発は稼働時にCO2を排出しません!それを言いたいだけですが・・
原発稼働中は蒸気を冷やすために取水口から毎秒70〜100トンの
海水を取り込んでそれを7℃も温度を上げて海に廃水します。
冬には10℃上げて廃水することになります。
魚は大やけど、微生物は死にます。
バスで乗り付けたお年寄りの団体に中電のガイドがジオラマを
使って、福島事故の説明から、どのように浜岡は補強を行っているかを
説明してました。
外部電源システムを高台に移転、高くし強度も補強した防潮堤など
でもこのガイドも「絶対安全の説明」の責任を負うものではないでしょう。
私はさっき、海岸から見た一番新しい5号機のことを考えていました。
2009年8月の駿河湾地震で中電の発表では三十三ヶ所もの破損を含む問題が起きた事。
なんと5号機は他の1〜4号機の2倍から4倍の揺れを感知していた。
それまでは日頃、東海地震が来ても絶対大丈夫だと豪語してきた中電でした。
必ず想定内で収まるなどという自然災害はありません。
備えはもちろん大事ですが、わざわざこのような危険なものを
動かす必要はありません。
このリスクはだれも背負い込む事はできないですから。
責任を負うのは我々全国民です。
2018年6月1日 18:30〜19:30
浜松駅北口JR敷地外広場
「さよなら原発の夕べ 浜松」