2018.07.08 Sunday/12:38 |
中身は老朽のままなのにアーマープロテクトをつけて新基準適合 |
規制委員会が被災した今年で40年となる東海第二原発に
新基準適合の評価をした。
原発は賠償しきれないほどの巨大な人災をもたらす。
だから、絶対事故など起こしたらいかんのです。
そのために厳格な設計基準がなければ話にならないけど、
無制限に巨大な外力を設計基準としては、
物理的に設備を構築するのは不可能です、
その上、経済的に見合う設備規模にはならない。
そういったジレンマがあるからこそ、結局は
既往最大でお茶を濁し、災害があるたびに
「想定外でした!」を繰り返している。
好意的に解釈すれば「人知では想定できなかった」
ということになろうけど、実際は「原子力ムラ」内で
「想定しないことにした」が正しいです。
少なくとも1万年に一度の大災害を想定するといいながら
20年、あるいは数百年の間の「既往最大」を採用して
兵庫県南部地震、中越沖地震、東日本大震災と、
たった15年の間に3回も「想定外」という言葉を
繰り返していては単なる人知の限界ではなく
意図的な過小評価を言わざるを得ないです。
「原発は終わった」筒井哲郎著 より引用
しかも40年の中はボロボロの老朽原発を外からプロテクトして
動かすとは正気の沙汰ではないです。
津波などの外的要素ばかりを見てしまいがちですが
原発事故は外からではなく内側から始まるのです。
2018年7月13日 18:30〜19:30
浜松駅JR敷地外広場
「さよなら原発の夕べ 浜松」