2018.08.28 Tuesday/05:45 |
資本主義のルールをぶっ壊した東電 |
東電は、企業経営の観点からもモラルハザードを引き起こしています。
福島の事故処理で国が、東電にお金を貸していた金融機関も
株主も免責してしまったからです。
資本主義のルールでは、金融機関はお金を貸す時、その会社が
事故を起こして貸したお金が回収できなくなるリスクを考えなければ
なりません。ところが事故を起こしても国が保証してくれる。
リスクがないとなれば、金融機関はたとえどんなに危なくても
カネのために動かしてもらった方がいいことになる。
おかしいでしょう。
資本主義の倫理が働く形になってないんですよ。
株主も、事故を起こしたら投資したお金が焦げ付くとなれば
皆で会社を監視する。
そうして安全文化が育つんです。
ところが株主も免責されてしまった。
泉田裕彦元新潟県知事の発言より