2019.08.12 Monday/15:19 |
「最初に父が殺された」 |
1975年カンボジア、極左ポルポト率いるクメール・ルージュが首都制圧。
現政府役人の処刑、飢饉、疫病、強制労働、
子供を兵士として過酷な訓練。
国内人口の4分の1の200万人が殺された。
元本の著者は当時5歳。彼女の見た厳しい現実。
優しかった父親は殺され、兄妹は母親の元離れてバラバラに。
そして軍事訓練で、地雷などトラップの設置までさせられる。
昨今の紛争映画と比較して残虐シーンは少ないが
エンターテイメント性はほぼゼロ、子を持つ親としてはかなり
心理的追い込まれる映画です。
監督はアンジェリーナジョリー、全く容赦なかった。
互いを「同志」と呼ぶ全体主義。
平等、平和のための戦い。ザルだな。
非戦非核の誓いこそが求められること。
互いの違いを認めて、ゆるく繋がること。