「電気がなくなったらどうするんだ!!」とか
「代替え案もなしに反対ばかししてんじゃねーよ」とか
それは電気がなくなったら困りますよ。現代人ですから
だけど、一昨年の9月より国内の原発は一機も稼働しておりません。
現在も電気は充分賄えております。
その一方で再生可能エネルギーの躍進があります。
なのに、危険で一旦事故を起こせば無限大のコストがかかる
原発にしがみ付いてるのがおかしいと思わない方がおかしいです。
ロンドンの経済大学LSEのニコラス・スターン教授によれば
9年前に比べ太陽光発電のコストが一桁も落ちているとのこと。
それは皮肉にもどこかの技術力が高いとされる経済大国が
史上最悪の原発事故を起こしてしまった影響が大きいでしょう。
さらに79カ国で発電コストダウンの競争が激化している。
スターン氏はこのエネルギー産業革命を更に加速させようと
大型技術開発と大量普及を支援するプログラムを計画している。
現在再生可能エネ、蓄電、スマートグリットを含む
クリーンテック部門が受けている研究開発費は全世界の
研究開発費合計の2%に過ぎない。
だから、プログラムと通して年間150億ドルの投資を目指している。
最終的には今後10年とという短い期間に、
どの国でも炭素排出ゼロの再生可能エネをベースロード電源に
することだ。
具体的には低炭素あるいはゼロ炭素の分散型エネルギーと
そのネットワークであるスマートグリッドなどの
インフラを普及させることである。
分散型エネルギーとは
「エネルギー消費地近くに分散は位置された、比較的規模の小さい
発電設備や熱電機器全般や、これらの機器から供給される
電気や熱といったエネルギー」
スターン教授は新書で、経済史を眺めれば送電網や鉄道のような
ネットワークが経済変化の中心的な役割を果たしてきたと記している。
そして現代のおいてはそれはスマートグリッドなどのネットワーク技術
であると強調する。
週刊金曜日7月17日号 アンドリューデウィットの経済私考より一部引用。
今週も歌い、訴えかけましょう。
2015年7月31日
18:30〜19:30
浜松駅北口キタラ