2017.11.30 Thursday/20:12 |
良性の結節が放射性ヨウ素の吸入摂取により悪性になったという仮説 |
原発事故前から、日本の18歳未満の子供たちにも甲状腺に結節を
保有している子供たちが数%いた。
福島第一原発事故の放射能被ばくを受けた子供たちの内、
事故前から保有していた結節が良性から悪性に変化した可能性がある。
(これは仮説である)
そのような場合、比較的に早い段階でたとえ低線量のひばくでも
甲状腺ガンを発症する可能性がある。
このような仮説をたてると、今まで疑問に思っていた低線量被ばくや
早期発見などの点が明確になる。
福島県立医大を中心として実施されてる福島県民調査では
小児甲状腺ガンでなければのう胞や結節があってもその後のケアや
相談がおろそかにされている。
甲状腺になんらかの疾患がある場合や甲状腺ガン手術後も
広く内分泌系に対する影響ととらえ、子供たちを長期的に
健康ケアしていく必要がある。
甲状腺は成人では体内に入った放射性ヨウ素全量の40%、
子供では最大70%集積する。
脳下垂体はヨウ素を通常の非放射性ヨウ素の5倍から12倍の
水準で能動的に取り込む。
内分泌系のこれら2つの重要な構成器官が大惨事発生直後から
数週間のヨウ素期に過度の放射線に暴露した。
思春期の発来や骨髄線の閉鎖などあらゆる生理機能は
複合的な機能を司る内分泌官(膵臓、副甲状腺、甲状腺、副腎
卵巣、精巣)に依存しており、正常な心身の発達を維持するためには
これらが協調して働かなければならない。
胎児や新生児が甲状腺に損傷を負うと、知的能力が抑えられたまま
一生送ることになるやもしれない。
「初期被ばくの衝撃」より