2018.10.31 Wednesday/22:13 |
2011年7月22日ノルウェーでの大量殺人テロ |
世界で最も進んでいて洗練された社会というイメージが強い
北欧ノルウェーで、起きた単独犯としては至上最悪のテロの映画化。
極右思想のキリスト教原理主義者のアンネシュ・ベーリング・ブレイビクが、反ムスリムを掲げ、
移民の受け入れなどに反対するテロとして、2011年7月22日に首都オスロの政府庁舎を爆破して、
8名の方の命を奪ったのち、あろうことか、警察官になりすまして、
近郊のウトヤ島に移動し、そこで催されていたノルウェー労働党の青年部集会を襲って、
さらに69名もの大勢の人々を容赦なく射殺した。
警察の介入直後すぐに武器を置いて投降するブレイビク。
裁判ではひたすら政治的主張を繰り返す。
家族への嫌がらせを受けながらも被告の弁護を淡々とこなす弁護士。
7発の銃弾を受けるも生き残った青年の凛とした裁判での証言。
国の治安体制を第三者に調査させて、不備を認めて被害者家族に
謝罪し、責任とろうとする首相。
嘘とゴマカシばかりの国とはわけが違う。