2019.03.31 Sunday/22:13 |
「モモ」の本当のメッセージ |
町の廃墟となった劇場にモモという少女が住み着く。
彼女はとっても聞き上手で多くの人が彼女の訪れ、子ども達からも自然と集まるようになる。
しかし、ある日町に灰色のスーツを着た男達がやってきて
時間銀行に時間を預ければ、増やして返してくれるという。
すっかり騙された町の人たちは時間をすっかり失い、忙しくなってモモの元には人が訪れなくなる・・・
これは児童文学の名作とされ、今も読み継がれていますけど
エンデがほんとに言いたかった事は時間泥棒は単に
空想ではなく、現実に存在するという事だったのです。
時間泥棒とはすなわち「金利」のこと、誰かの借金として
お金を発行することも。
時間泥棒は目立たない灰色の服を着て知らず知らずの内に
人々の時間を盗んでいく。
「エンデに遺言」講談社 を参照のこと。